明治創業の吉田カバンが1962年に発表したポーター。
大きなデパートに行けば、必ずそのロゴを見かけるほど有名なブランドです。
海外ブランドが隆盛をきわめるなか、
純国産ブランドバッグとしての評価は高く、
男女問わず若者からビジネスマンまで日常ツールの定番として知られています。
そんなポーターの代名詞ともいえるのが、1983年に発表されたタンカーシリーズ。
ナイロンの柔らかい肌ざわり、中綿にポリエステルを使用した強固なつくり、
どれをとっても文句のつけようのない見事な製品で、
ウエストバッグやショルダーバッグなど種類を増やしながら、
現在でも定番ロングセラーの座を守り続けています。
しかも、ポーターの偉いところは、とても手がかかっていて
堅牢にできているにもかかわらず、高級ブランドにありがちな“使いづらさ”と無縁な点。
この場合の“使いづらさ”とは、高級ブランドを手にしてしまったがゆえの独特なスノッブ感覚というか、地に足のついてない状態のことを指します。
ポーターはその点、パッと見にもそれほど高級さを強調した印象はありません。
なので、ブランドアピールを存分に利かせて街を練り歩きたい、というような考えの持ち主には、正直言ってあまりおすすめはできません。
もっと日常的な視点から、その人の手となり足となるバッグ。
そして、それこそがバッグに求められる本質的な役割ではないかと思われるのです。
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